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マンガでわかる徒然草 |
あんの 秀子 舘尾 冽 サイドランチ |
定 価 1,650円(本体価格 1,500円+税10%) |
判 型 A5 |
ページ数 256 |
ISBN 978-4-262-15590-6 |
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「人間関係」「ほどよい仕事」「日本の美意識」「孤独のススメ」
徒然草は、現代に寄り添う古典だ。
【本書の内容】
本書は、兼好法師を主人公としたマンガと、解説で、徒然草を読み解き、
古典として読み継がれてきた生き方のヒントを毎日の生活に生かすための本です。
【今、なぜ徒然草か?】
・研究者が徒然草に注目!「隠遁者だといわれた兼好像は捏造だった!」
⇒実は兼好は社交性があり、自由な感性をもつ「バランス感のあるご意見番」だった。
・「ゆらぎを認め、謙虚に自分らしくあろうとする姿勢」が
「何事にも白黒はっきりつけなければ気が済まない」現代人の清涼剤に!
⇒「お酒は人付き合いでも健康でも災いの元」と言ったり、
「月の夜にのんびりと語りながら酒を飲んで語るのは最高」と言ったり
兼好はその場に合わせつつ、自分に向き合って語ります。
・「人間関係」「ほどよい仕事」「日本の美意識」「孤独のススメ」など
毎日の生活が豊かになるヒントが満載!
第1章 散歩の名人
●あえて「用のないところ」をつくるよさ
●この木がなかったらよかったのに
●ライバル頓阿との歌合戦
●酒席が映す私たちの本性
第2章 話し上手・聞き上手
●知らない人の胸にひびく言葉
●兼好の取材力、描写力
●高僧発「中世のダジャレ」
●名君を育てた「おかみさん力」
第3章 孤独のススメ
●よき友だち付き合いを考える
●すべてのことから離れる境地
●すべてのことを「頼み」にしない
●傷つかない生き方
第4章 個性派法師に学ぶ
●もし「死」がなかったら?
●人はどうしてほしがるのか
●深い知識も使いよう
●猫またというものありて
第5章 プロフェッショナル
●専門家のワザこそ尊きものなり
●一刹那に生じる怠け心
●貶されても稽古に励む
●フラットでやわらかいモノの見方
第6章 恋を語る
●恋心を理解しない男というものは
●しのぶ女性の心づかいに触れる
●兼好が描く、男女の語らい
●男を試す女たち
第7章 みやび“日本の美意識”
●四季がめぐり、迎える新たな朝
●目で見ることにとらわれる
●不揃いのよさ、未完成という構え
●近代文人の徒然草対決
第8章 生と死
●とどまることのない時の中で
●亡くなった人はいずれ忘れ去られていく
●死は背後から迫っているのだ
●人生をさし貫くメッセージ
【本文より】
兼好は歌人ですから恋や季節、人生への述懐も語ります。
好奇心旺盛のぞき見精神で見聞きしたものを書き記します。
孤独をよしとする兼好の「おひとりさま」論は現代人にこそ通じるものがありそうです。
誰に読ませたいと気負ってはいない。書かねばならないなんて追い立てられてもいない。
思い浮かんだことを書きたくなって心にまかせて書いてゆく。
700年前に書かれたそんな古典からあなたの心にも
ふっと引っかかる一文が見つかるかもしれません。
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