1・3・5手 実戦型 詰将棋の表紙
ご購入はこちらから

1・3・5手 実戦型 詰将棋

棋士飯野 健二
定 価  1,045円(本体価格 950円+税10%)
判 型  新書変型
ページ数  288
ISBN  978-4-262-10136-1

1・3・5手 実戦型 詰将棋の画像

目次

1手詰問題
3手詰問題
5手詰問題

メッセージ

「どうすれば勝てるようになりますか?」 アマチュアの方からよく受ける質問です。棋力に応じて、上達法はそれぞれ異なってきますが、級位者のみなさまにはまず「詰み」をしっかりと習得してください、とアドバイスしています。 序盤は定跡本で勉強しているし、中盤もそれなりに指せる。だけど終盤が苦手でよく逆転負けを喫して悔しい思いをする──こういう方は少なくないと思います。将棋は玉を詰めれば勝ち、というゲームです。どんなに苦しくても先に玉を詰めれば勝ち、逆にどんなに途中でリードしていても先に玉を詰まされたら負け。つまり「詰み」というのは、勝敗に直結してくる大事な技術なのです。 詰みの技術を磨くには、詰将棋をたくさん解くこと。これが最適のトレーニングです。そこで本書では、実戦で役に立ちそうな1手詰め、3手詰め、5手詰めの問題をたくさん用意しました。難しいことは考えず、片っ端からどんどんトライしてみてください。とにかく数をこなすことがポイントです。短い詰将棋が確実に解けるようになると、勝率はグンと上がります。そして、この“確実に”という部分が実はとても大事なのです──。 詰将棋が解けるということと、実戦で詰みの技術が発揮できるということはまた別物です。今ひとつ終盤力が伸び悩んでいる方は、その辺りに原因があるのかもしれません。だから、今さら短い詰将棋なんて…とあなどらず、徹底的に基本反復することをお勧めします。本書はその訓練に最適です。
 最後に、問題のクオリティーについて述べさせてください。本書の問題を作成するにあたって、編集担当からは「なるべく実戦で使えそうな問題を。妙手、奇手の類は必要ありません」と念押しされました。棋士の習性としては、問題に作品性を持たせたいというのが本音です。それに、作意の少ない凡作を公然と発表するには内心「どうかな…恥ずかしいな」という複雑な思いがあります。しかし編集担当は「その凡作こそが必要」というのです。確かに言われてみれば、実戦の詰みというのは駒を取ったり、ベタベタと打ったり…など、ありきたりな手順です。また成っても、成らなくても可だったり、遠くから打っても、近くから打っても同じだったりします。そういう曖昧さが実戦では往々にしてあります。ですから、今回は意識的に実戦的な問題をたくさん作りました。この点をご理解ください。  
 本書がみなさまの棋力向上の一助となれば幸いです。

各オンライン書店にて購入できます。以下のバナーをクリックしてください。

  • amazonでの購入はこちらから
  • オンライン書店ビーケーワンでの購入はこちらから
  • 楽天ブックスでの購入はこちらから
  • Honya Clubでの購入はこちらから
  • 紀伊国屋書店
  • セブン&iでの購入はこちらから
  • e-honでの購入はこちらから

関連書籍

3・5・7手実戦型詰将棋の表紙

3・5・7手実戦型詰将棋

飯野 健二
定 価  1,045円
(本体価格 950円+税10%)
 

ページトップ